副鼻腔炎(蓄膿症) 社会に出たら自分の身体のことに構っている時間はない現実

虫歯で痛みがヒドイ状態とか、差し迫って病院に行かなければいけない状態でない限り、経済活動を維持するために働き続けなくてはいけなくなります。副鼻腔炎(蓄膿症)の子供も大人になれば働かなければいけなくなります。その現実が待っているのですが、その労働時間はとても長いかもしれません。12時間とか14時間とか働く必要があるかもしれません。おそらく私の高校生時代の身体状態であれば、無理だったと思います。人の目を気にしながら、薬で誤魔化しながら、学校にいる間の時間だけ、なんとか社会性を維持していたからです。それで限界だったのです。

私が高校生のときには、目の前の毎日を過ごすことで精一杯でした。社会人になった時のことを具体的に考えてもなかったです。ですが、そのままいったらまず社会生活は無理になってしまいます。みんなが当たり前に出来ることが出来なくなる日が必ず来てしまうと思います。そのまま何もしなければの話ですけどね。ですから、もう無理があるのかもしれないということを、本当は経験を積んだ大人が見守ってあげていなきゃいけないと思います。でも、学歴社会の中で進路に関わるようなことを大人だって中々簡単には言えないと思います。

本人にとって何が良いのか、どんな選択をすれば良いのか、大人も責任を持って判断できない部分があります。その状況が、副鼻腔炎の子供を苦しめるところまで苦しめて、追い込むところまで追い込みをかける状況につながっているかもしれません。そんなところまで追い込むくらいなら、もう小さな子供の時点で別にしてあげて、違いをしっかりと認識しながら育った方が良いと私は思います。追い込みをかけた結果として社会で生きていく力すら失ってしまいかねないからです。そんな大ごとになるとは思っていないことが多いと思うのです。

人間や社会の認識力がそんなに早く変わることはないと思うので、今もそういった環境下で放置されている子供がおそらくいると思います。病気は最優先で受け取って、まわりが保護しながら育てていくしかないように思うのです。周囲の大人に悪気はないし、そもそも大人も分からないから起きていることですが、結果として、現実を見せないで育てて、ようやく現実が分かる年齢になって無理だったんだと知らしめることになる面があることは、とても残念な状況です。

社会に出たら、自分の身体のことをアレコレと気にかけていることが難しくなってきます。もちろん、それでも色々なことを引きずって、みんな生きています。そういう現実にも既に付いていけないほどに重症化した状態になっていないかがポイントです。もし、すでに12時間とか14時間を拘束される仕事なんて、とてもじゃないけど無理だという身体になってしまっているのであれば、今歩いている道について本気で点検すべきと思います。現実の社会を前に、自分の病気をしっかりと見据える時間を設けるべきだと思うのです。

長く続けることを見据えると、実際に労働する時間がそのように長くなくても、それに耐えられるだけの基礎的な体力はやっぱり必要になってくると思います。私が高校生だった頃は、高校生でもまだ手術すべき年齢に達していないということでしたが、今は中学生でも手術出来るようです。手術にはリスクがあるものの、重症化している場合は特に早めに病院の先生に相談して欲しいです。